定年退職をこじらせるオヤジ達


関わっている会社の1つは今時、珍しいくらい社員への保護が手厚い・・・
手厚すぎてよほど居心地が良いのか定年までいる人間もかなり多い。
新卒で入ってからずーーーーっと定年までいる人の率もかなり多いのでイマドキ、ほんっと稀有な会社だと思う。

では、第三者的に見てそこは良い会社なのか?というと多いに疑問符がつきまくるところ。

ずばり、既得権益の恩恵を受けてる定年間際の古株社員にとっては天国だろうけど。

この会社、社員の定着率は高いけどその分、平均年齢もド高い。まぁ、給料も高めらしい。

しかし、派遣で働きに来た人はすぐ辞めてしまう。

それとは対照的に社員の方はもう一日、一分たりとも長く在籍したいようで定年をお迎えになられても契約と言う形であと5年残る方が多い。特に男性。

で、さらにその5年が過ぎても何とか残ろうとして色々画策されている。

もちろん、定年を迎えて十分過ぎるほどの退職金(その功績に対して)や今後はありえないだろうくらいの年金も支給されている。

優秀過ぎて定年退職されるには惜しいので会社がほっとかずにつなぎとめてる、という好意的な見方もできますけどね、プププ(失笑)。

そういう、オッサンはたいてい、社員時代にワケもなくエバっていて、PCの設定やMS-Officeの使い方などは大して知らなくても周りにいる人間に命令口調で訊いたりやらせたりすることができたため何とかしのいでこれたけど、「正社員」という属性が外れた途端、周りの態度が変わるのでそこで右往左往になるわけっす。

来ぅる、きっと来る~♪、手のひら返し

「正社員」という肩書が外れた途端に、皮肉にも正社員が彼らの周りから遠のいていく。

それまで、派遣や請負の外部の人間を人間とも思わないような非礼無礼な態度をしてたのが手のひらを返したようにランチに誘い始めたり、PC操作のサポートを求めてきたりする。

私は一度、そういったオヤジの一人に見かねて
「もう、十分、お金もあるじゃないですか、なのにどうしてですか?」
と訊いてしまったことがある、我ながら失礼かなと思うけど。
ほんとに浅ましいまでの会社へのしがみつきだったので。

返ってきた返事は
「いやぁ、俺ももう辞めたいんだけど、会社が辞めさせてくれないんだよ」
だった。

ウソん。

そうじゃないから、誰も構ってくれなくなってるんじゃん。
このオッサンに関して言えば、管理職ではあったので自分の定年数年前から自分が定年後も安住できるように部下の人事を画策していたようなのだがそれがすべて裏目に出て、結局彼の定点とともに部下だった人間はほとんど若手と入れ替わってしまった。
そして彼のイエスマンだった人間も彼が定年して役職が外れ正社員から契約社員になると、アッパレと言いたくなるくらい態度が変わった。

で、彼の定年後に入社した若手からしたらこのオッサンはただの使えねーオッサンなので当たりはキツイ。
気の毒っていえば気の毒だけど、管理職と言う権限をフル行使してやりたい放題やってたのを見てると当然、っていうかまだ甘いな、とさえ思う。

必要とされてない会社にしがみつくのではなく、何でもっと他のことにチャレンジしようとしないのかな。。。と不思議でしょうがないっす。
当面、生活には困らないんだから。

時間とお金がタップリあるんだから。

こういうオヤジを見るたびに尊敬するこの方のことを思い出してしまう。

この方だったら本当に会社から慰留されたのではないかと。