【書評】伝え方が9割、でもそれ下心、バレバレですから~

下心ミエミエの例え話のせいで今イチ刺さってこない

先日、ベストセラーの「置かれた場所で咲きなさい」がどうにも納得できないってことを書きました。

この本同様、世間的には大好評なのにどうも納得できない本に「伝え方が9割」ってやつがあります。

この間、これのマンガ版が出て、そちらも大好評らしいです。

この本はホリエモンも絶賛していて、読む前と読んだ後では自分の中の何かが変わる・・・みたいなやつ。

もう、この本の通りにやれば今までうまく行かなかったことが、あーら、不思議、スイスイと順調に話が進んじゃう・・・みたいな。

なので、期待値MAXで読んでみたのですが・・・

うーん・・・・

まずですね、冒頭の例え話が「デートに誘っても断られそうな女性を口説く方法」みたいな感じで、「デートに行かない?」の代わりに
驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?
(相手がパスタ好きであることを事前にリサーチ済み、パスタの代わりに焼肉でも、寿司でもフグでも代入可、とにかく相手の好きなもの)という感じで話しを持っていく、デートが無理そうな相手でもこれならノッてくれる率がグッと上がるっていうんだけど、そうかぁ~??

デートだろうが、パスタだろうがイヤならイヤだと思う

いくらパスタ好きでも、デートに誘われてイヤな相手だったらパスタもイヤだと思うけどなぁ。
しかも、その相手が普段からThe 飯食い・渡部健のようなヤツか、相当なイタリア通ならともかく、そうでもないさほど距離が近しくもない異性が自分の好きな食べ物知ってて、一緒に食べに行こう、とか言われたらテンション上がる前に警戒レベルが上がると思うけど。

大抵の男性ってワールドカップ時以外にはイタリアなんて全く興味が無いのに何でいきなり?
と怪しむぞ。
それに、本当にそういうお店を知ってるなら店だけ聞いて、他の異性と行くか女友達と行くか、そっちの方がどう考えても楽しいと思うけど。

で、この誘い方は、相手がその店にまだ行ってないこと前提ですよね?
こんだけ、クチコミだのグルメサイトだのが蔓延してる世の中、もし評判になるような美味しい店だったらパスタ好きの女子はとっくに行ってるんじゃないかと思う。

で、もう既に何回か行ったことがあって、「あの店は油っぽくて今イチ、私には合いませんでした」とか「え、あそこのパスタを驚くほど旨いだなんて、コイツ、バカ舌じゃね?」と思われる可能性も大、だと思うけど。

ってか、実際はこちらの可能性の方が大だと思うよ。

女性の流行通信傍受システムは男性のそれよかはるかに高性能なのだから。
すべての流行はオンナ、コドモから始まる、という原則を知らないのか?

そのヘンを考えずに誘える男性ってのは自分に自信のある肉食系で過去に成功体験を多く積み重ねてるタイプだと思う。

それに「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」の誘い文句で上手くいくならフツーにデート誘っちゃってもうまく行くんじゃね?

伝え方が9割

この本はそれ以外にも「この仕事はアナタしかできる人がいない」みたいなことを言って相手に「自分は特別である」かのような錯覚をさせる手法も紹介してるけど、でも、それって能力とか関係無く、前任者からの引き継ぎがその人にしか行ってない、みたいな場合もあって言う場合もあるのでそれをイチイチ「え、オレってそんなに高く評価されちゃってんの?」みたいな思い違いをされてもナンだと思うけど。

この本、このテの例え話が多くて途中でイヤんなっちゃった。
我慢して最後まで読めば少しはタメになることもあったのかもしれないけど。

私はストレートに言ってダメだったらダメでいいや、と思っちゃいました。