DTPの面接時に言われた事

前に2社とDTP業務の契約をした話(この記事:DTPとPPT・・・もっと翻訳会社を知りたくて )を書きましたがその面接の際、両方の会社が開口一番同じ事をおっしゃいました。

「最近は翻訳の仕事、減ってるでしょ〜、大変でしょう〜」です。

私は専業翻訳者ではないのでそのあたりはよくわかんないのですが、2社ともいきなりそれが来るってことは本当に仕事が減ってるのか?それとも私がよっぽどビンボーくさかったのか?

どう返して良いかわからず「そうらしいですね〜、ご時世ですかね〜」などとテキトーな返しをした覚えがあります。何か、雰囲気的に翻訳だけで食べていけない or 仕事がない からのDTPと思われていた感じはアリアリでしたね。私は翻訳の方が短納期で本業との兼ね合いがキツイのとDTPに興味があっての応募だったのですが、特にそのあたりは何も言わず、もし「大丈夫ですか?ちゃんと食べられてますか?」とか「良かったら昨夜の残りですけど・・・」などと言われて食べ物をオファーされるようであれば説明しようと思ってましたが、まぁ、それには至らず。

それに「最近は翻訳の仕事、減ってるでしょ〜、大変でしょう〜」が本当だったとしたら翻訳者だけでなく翻訳会社も大変なはずだと思うんですけど、なんで翻訳者だけが大変でビンボーという設定になるのか。

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昨日の夕方、ベランダから見た三日月がとてもきれいだったので、それにいたずらしてみました。

なーんかこの時期(2014年から2015年にかけてです)は自動翻訳が大きく取り上げられていたりしたせいか翻訳者受難の時期だった気がします。今年に入って別の翻訳会社に登録に行った時(この時は翻訳者)、この会社では翻訳の受注は右肩上がり、との話で質の良い翻訳者は慢性的に不足している、と言われました。

質の良い、という属性がついちゃうとまたちょっと別かな、とも思いますが、冒頭のようなことが続くとそのうち、
翻訳者 = ビンボーという定説ができそうでテンション下がります。

何というか、そのぉ、役者の卵とか売れないミュージシャンと同等の扱い受けてるみたいで、「え、そうなっちゃいます?!」って感じです。

翻訳という仕事はある程度専門性が高い、と思うのですが、何でこのような感じになっちゃうのか?それを言うと売れないミュージシャンでもスゴイ上手いプレイヤーがいたり芸大出の人もいたりするのでしょうけど。

産業翻訳を長くやってらっしゃる方は昔はもっと条件が良かった、と言うのでどこかの時点から少しずつ価格破壊が起きているのか、もしくは今のやり方が時流にあっていないのか。

産業翻訳者が役者の卵や売れない若手芸人などと収入の点で並ぶことが無い未来であって欲しい。

先週の翻訳祭はとても盛り上がっていたようですし、今年登録した翻訳会社では翻訳者不足と言われたので翻訳会社によっても違うのか、やっぱり私がビンボーくさいのか。