何と言われようが納得できない本ってのかありまして、で、ベストセラーやロングセラーの中にその手の本が多いのですが。
ちょっと前に話題になってたこの本↓
私にはまったく納得できまっしぇーん!
紹介文をまんま引用すると
結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
赤太字はわたしの仕業です。
何で置かれた場所で咲かなきゃいけないの?
何でその状況の中でなきゃいけないの?
結婚して、「こんなはずじゃなかった」と思ったら離婚すりゃ良いし、
就職して、「こんなはずじゃなかった」と思ったら転職すりゃ良いだけだと思いますが。
子育てに関しては経験が無いのでどういう時に、「こんなはずじゃなかった」って思うのかわからないけど。。。
我慢が美徳、的な考え方を悪用しようとしているやつら世の中にいっぱいいるのですよ、そいつらのカッコウの餌食になるためのhow to本としかとれない。
根を下へ下へと降ろして、根を張る
っていうけど、その考え方してるとウツになりませんかね?
根を張る前に、とっととよそへ行けば良いのでは?
人間は花じゃないんだから。
どうしてもその状況の中にいなくてはいけない、というような圧政下にあるならともかく、今のニッポンでこんなこと言ってたら悪徳企業やブラック企業の思うつぼ八じゃねーか。
「置かれた場所で咲きなさい」という本について
この本は次の4章から成っているのですが:
第一章:自分自身に語りかける ⇒もちろん、それも大事とは思うけど、周りに語りかけてわかってもらったり、発信していく方が今のご時世は大事ではないかと思うのです。
真面目に地道にやっていればお天道様が見ていてくれる・・・なんてのは過去の妄想で、今、このメンタリティで仕事をしてたら確実に悪徳企業やブラック企業に喰われます。
第二章:明日に向って生きる ⇒とりあえず、今日が何より大事だと思いますけど。
第三章:美しく老いる ⇒老いるわけにはいかない。現実、なりふり構わず働かなきゃいけないんでそんな悠長なコト言ってらんない。
第四章:愛するという事 ⇒出た、鉄板ワード。ってかここでこういう言葉が出るといつも”Love for Sale”っていう曲を思い出しちゃう。
若干、宗教的なにほひがするな、と思ったら著者の方は宗教方面の方のようで。
うーん、まいったなぁ。
もちろん100%善意の心で書かれた本なのでしょうが、こういうのを利用しようとする為政者や悪徳企業人だらけのこの俗世で、こういうの啓蒙されちゃうと、ワリ食う人がいっぱい出てくるんじゃないかと思うけど。
でも、世の中的には「感動しました!」とか「勇気もらいました!」の声が圧倒的なんですよね。
理解できないのって私だけ???と思ったら全く同じ考えの人を見つけました。
この考え方の方が健康だと思う私は少数派でしょうか?
イケハヤ、良いこと言うな~・・・
すごい気が合いそう、友達になろうぜ!イケハヤ!
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