翻訳 トライアル合格のための儀式

よく言われる事ですが、在宅翻訳の仕事は仕事を得るための翻訳会社のトライアルを突破するのが難しい、と。

私は幸いな事にトライアルに関してはわりとサクサク受かった方だと思います。
反感を買うかもしれませんが、この部分ではあまり苦労はなかった、というか2社目のトライアルで条件付きながら合格し、3社目のトライアルでありがたい事に初仕事をいただけた。

私の場合、IT翻訳限定で、自分自身が長い事IT関連の仕事をしている事がとても有利だと思います。
ITエンジニアとしてスキルを積むため色んな書籍や文書(日本語、英語問わず、特に英語の文書や書籍はかなりの量を読んだと思います)を読んでいた事や新情報をいち早く得るために海外のサイトなどもよく閲覧していた事が多いに役立ったと思います。

とかエラソーに言ってますが、最初トライアルに落っこちた時はやはり凹みました。

2社目のトライアルに挑戦した時、在宅翻訳のお仕事をされている方々のトライアル体験談を色々読んで参考にさせていただきました。

その中の一つのサイトで紹介されていたのがこちらの本。

この本を読んでそれまで翻訳トライアルに抱いていたイメージが変わりました。

それまでは翻訳トライアル、というのをすごくネガティブに捉えていました。

どうせ悪いとこしか見てくれないんでしょ。。。

みたいな感じで。
翻訳会社のトライアル、というのは受かるためのものではなく落とすためのもの。。。

翻訳学習者から翻訳者になるために翻訳会社が与える試練。

だと思っていて、いわば翻訳会社さんは倒さねばならない敵。。。であるかのように。

有無を言わさず自分の力を見せつけなければ、少しでも弱いところを見せたらつけこまれてもう終わり。。。のように捉えてました。ちょっと大げさですが。

この本を読むと、翻訳会社は敵でもなければこちらに試練を与えようとしているわけでもない。

翻訳会社さんは「翻訳者が欲しい、一緒に仕事をしよう」、と誘ってくれてるのだ、と感じられ翻訳会社を怖がるより飛び込め!!という気持ちになれました。

もちろん、この本の中で実践の部分ではかなり厳しめの事も書かれているのですが、いたずらに上から目線で厳しいことを言っているわけでなく現実の仕事の際にその視点が必要だから。
という感じで納得できるのです。

配点のポイントなども丁寧に説明されていてこれがとても参考になりました。
というのも、翻訳作業の中で私が一番苦手な「自然な日本語」の部分の配点が私が想像していたより低かったのです。

一番配点のポイントが高いのか

  • 作業仕様どおりか
  • 正確さ

これであれば英文の読解にはそこそこ自信があるので、作業仕様をよーーーく読んでそれに忠実に作業すれば未経験の私でも何とかなるのでは?と思えたのです。
というかそこに活路を見出したのです。

「自然な日本語」の配点がそれほど高くないとすれば、多少ぎこちなくても正確に日本語に置き換えることの方に重点を置き作業仕様から逸脱しなければ何とかなりそう。。。

もちろん、「自然な日本語」はとても大事です、ここをスルーしてはいけないのですが、技術系の翻訳では「正確さ」がそれより先に来る、という事だと思います。

という読みは当たったかどうかわかりませんが、「日本語表現が冗長」というコメントはあったものの何とか合格できたのです。

この本を読むとなぜか

翻訳会社は私が応募するのを待っている!

という思いにさせてくれる励ましの一冊です。
ま、実際はどの翻訳会社も私のことなんて待っていやしませんが。

この本をトライアルの提出前に再読し、最後の見直しをするのがルーティンというか私の儀式でした。