タイトルどおりですが、私はどうもこのテの試験に懐疑的です。
もちろん、高スコア、一級取得を目指して勉強されてる方や資格をお持ちの方に対しては素直に敬意を表するのですが。
英検については合否のある試験なので、オールオアナッシングというか、合格!か、不合格!の結果の試験になるのでこういう試験の場合は受かるために準備万端で臨みたい!当然、受験に際しては慎重になりますが、TOEICの場合はそうではなく、どんな場合でもスコアが出るので例え受験準備をしていなくても自分のTOEIC力を知るという目的で受けても良いと思うのですが、10年近く前に受けて以来受験していません、その時のスコアは975点でした。
受験する気にならない原因の一つは一時期よくテレビに出てらしたイングリッシュモンスターというTOEICで連続満点を出しているという某K氏。
この方はニート生活時に貧乏な中、独学で英語を勉強してTOEICを極めた、という美談とともによくテレビに出ていた時期がありました。
そんなテレビ番組の一つにフジテレビで放送されていた「ザ・ベストハウス123」というロンブーの淳司会の番組、4年くらい前に終了しちゃったけど。
この番組の中フィリピンの女性シンガー(シャリースだったと思います)が出演したときに、英語でのインタビューをふられたK氏の英語が凄かった・・・
思わずテレビの前でのけぞった・・・というか、「TOEICのスコアってやっぱり英語の発音や会話力と関係無いんだぁ~」としみじみ思ちゃった。
っていってもこの人、著書の中で発音についても言及してるっていうか勉強法紹介してますよね。
で、シャリースもK氏の質問の意味がわからない、というか通じなくて横の通訳さんに聞きなおしたりして何のためのイングリッシュモンスターなんだか。。。と言う場面があったのです。
司会の淳も一瞬、ビックリしてたようですが、そのあたり、ミスター「機を見るに敏」ともいうべき彼はその後チクチクと彼の英語をイジってましたね。
うーん、今どきあの英語で英語が喋れるって言っちゃいます?って言う感じの英語だったんですよね。まぁ、TOEICの試験ってReadingとListeningでどちらも受け身だからそこだけ鍛えてるとどうしても喋るのが下手になっちゃうのはしょうがないのかもしれないけど。。。
今って「英語が話せる」って言った場合は言いたい事をすぐに文章化できる、のはもちろん、発音もネイティブチックな発音ができる、ということを意味してますよね。
Godzillaを「ゴジラ」ではなく「ガッズイーラ」と言う感じのヤツ(石原さとみ参照)。
その中で自信満々に見事な日本語英語を披露したイングリッシュモンスターのメンタルの強さには敬服しますが、コミュニケーションの取れない英語で自分をイングリッシュモンスターというのはちょっと自己評価が高過ぎじゃね?
せめてTOEICモンスターくらいにしておけば淳だってあそこまで意地悪く突っ込まなかったんじゃないかと思う。。。
批判するならTOEIC満点取ってからにしろ、と言われそうですが、喋る事に関しては少なくとも彼の英語よりはマシだと思うのでTOEICだけを英語の判断基準にするのはどうかと思いますなぁ。。。
このイングリッシュモンスターという方は今の日本、英語ができる人がいっぱいいることを知らなかったのではないかと思う、7年間ニートで引きこもっていた、との話ですが、その間にご本人だけ鎖国状態だったのではないか?
TOEICということだけだったら、この方の業績は素晴らしいのでしょうが「実践的な英語」となると大いに疑問が有り余る・・・
ってか働き盛りの20代30代の男性が7年も働かずにニートやってられる環境ってある意味うらやましい。。。
私など一か月働かなかったら経済破綻でございます。
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