オリビア・ニュートン・ジョン、初の自叙伝 美人の生き方について考える【書評】

書評

オリビア・ニュートン・ジョン初の自叙伝

昨年、発売されたこのオリビア・ニュートン・ジョン初の自叙伝。

発売されてすぐに読んだのですが、今、改めてAudible(オーディブル)で聴いております。

先日も書いたようにオリビア・ニュートン・ジョン、若い頃のような甘い声ではなくオバサンというよりオバァさんな声になっています。

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まぁ、ガンの再発もあって体調も良くないだろうし、そんな中でも金儲け創作活動に励む彼女の前向きな姿勢は学ぶところがある・・・と言いつつ今イチパッとしない娘のために少しでも銭コを残さねば、と奮闘する姿を想像しておりますが。

オリビア(左)と娘のクロエ。
娘さん、どうも品が良いママと違い場末感が強い。

オリビア・ニュートン・ジョン、愚痴や悪口を言わない

私のように人の揚げ足ばかり取る人間と違いオリビア・ニュートン・ジョンって一切、人の悪口言わないんだよね。

約320ページにわたるこの自叙伝の中でも愚痴や悪口のようなものは一切出てきません。

まぁ、こんだけキレイな顔に生まれりゃ世の中に不満もねーだろうよ。

とも思うが・・・

オリビア~ベスト・オブ・オリビア・ニュートン・ジョン

トラブルと体調不良に悩む30代以降

こんだけキレイキレイに生まれついてもやはり渡る世間は鬼ばかり、なわけで長い人生、離婚もありゃ、レコード会社との裁判沙汰、恋人行方不明事件など結構なトラブルにも見舞われている。

しかも、出産したあたりから体調が今イチで乳がんを発症、その後再発、再々発、うつ病も患ったりして30代後半以降はいつも健康に難あり。

それでも音楽活動だけでなく自然保護だの動物愛護だのに力をいれ自分の名前を冠した病院を設立し、自分と同じような病に苦しむ人に少しでも快適な医療をと東奔西走するわけですよ。

りっぱ過ぎて辟易しますが・・・

しかし、この人の言葉と声でそれが語られるととても自然に入ってくるから不思議だ。

それも説教臭かったり上から言うのではなくごく自然な流れで読める(聴ける)のですよ。

時に茶目ッ気やジョークなども交えスーパースターというよりgirl next doorな感じでとても身近に感じてしまう。

うーん、この美しい人は本当に心まで美しいのか?

どっか欠点は無いのか???

あ、あった、歌はそれほど上手じゃないよね。

といったイジワルな評価もサラっと受け流す頭の良さも本書には描かれている。

Don’t stop believin’

ちなみに本書のタイトル「Don’t stop believin’」は1975年の彼女のヒット曲。

オリビア・ニュートン・ジョンというと現在完了 疑問文もしくは電話の保留音のこの曲が有名ですが・・・

個人的にはやっぱコレ↓でしょ

イメチェンに成功したPhysical♪

このビデオについては裏話も本の中で語られていて、歌詞が意味深な分ビデオで軽く笑える感じに持っていくことで本来のイメージを損なうことなくイメージを変えることに成功。

ただのセクシー路線に行かず笑いを入れたのが成功だったらしい。

確かにこれを最初見た時、びっくりもしたけど笑えた、「オリビア、どうしちゃったんだろ?」と思った私は見事彼女の術中にハマったわけっす。

それにしてもこんな人の悪口言わない人も珍しい。

キース・リチャーズのこの本のなんてずっとブライアン・ジョーンズ、ビル・ワイマン、ミック・ジャガーそして前妻アニタの悪口ばっかだよ。

離婚しても悪口言わないオリビア

オリビアは別れた亭主のことも全然悪く言っていない。

じゃ、何で離婚したんだよ、ってなるけど自分が乳がんを発症し気持ちがすれ違っていった的なイミフな説明で留めている。

本当かぁ~???

と思うが、ここで当時無名の年下俳優と格差婚してやったんだから有難いと思え!などと言おうものなら愛するムスメが傷づくと思ったのか自分の輝かしい経歴に傷がつくと思ったかは定かではない。

ただ、一点苦々しく書いているのは2005年、当時の恋人が行方不明になった事件でマスコミに追われたこと。

これってあまり日本では報道されてませんが、ワタシ当時カナダにいてこの行方不明にオリビアが絡んでるかのような報道がされてこれはさすがにオリビアも怒ったらしい。

その後、この男性はメキシコで発見されたらしいけど、オリビアが無関係なのは言うまでもなく。

あと、清純派(死語だね)のイメージが強いオリビアですが、彼氏が途切れたことは無かったと語っています。

そりゃ、こんだけキレイならね、ケッ・・・

麗しの瞳+2(紙ジャケット仕様)

とどうしてもオリビアにはなれないワタシ、色んな意味で。

英語は読みやすくわかりやすいです。

オーストラリアで過ごした幼少期の話では少しオーストラリア英語が出てきます。

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